吹付けロックウールは、ロックウール粒状綿を主原料とし、セメントを硬化材として、専用の吹付け機を用いて鉄骨などの下地に吹付けます。一定の被覆層をつくる有機物を含まない現場施工の不燃製品です。
耐火・断熱・吸音性に優れさまざまな用途に使用されています。
施工性が良い
吹付けロックウール施工イメージロックウール(粒状綿)とセメントを材料としているので、軽量で、施工性に優れています。
現場吹付け施工なので、複雑な形状にも容易に適用でき、継ぎ目のない連続した被覆層が形成できます。
施工・乾燥がともに速く、高層階への圧送もできるので、工期の短縮となり経済的です。
鉄骨は火災時の熱に弱く350~500℃以上になると次第に軟化し、建物の荷重によって床が落ちたり、鉄骨が曲 がって倒壊するおそれがあります。
耐火被覆材は、火災時における人命の保護、建築物の安全確保のため鉄骨を火災時の熱から守り、極めて重要な役割・使命があります。
吹付けロックウールは、不燃材料で、耐火性に優れており、耐火被覆の代表的なものとなっています。
吹付けロックウールは、さまざまな材質、形状においても継ぎ目なく、必要厚さとかさ比重が確保でき、理想的な断 熱性能を発揮します。
吹付けロックウールは、多孔質材料として、優れた吸音特性があります。
吹付け厚さや施工方法により目的に対応した設計施工ができます。